山里の春を告げる色を織る COCOON工房
2020年05月15日

4月飛騨地方はまだまだ寒く、
雪で閉ざされた飛騨の冬に
春の訪れを告げる野の花の色が
この布を織りなしています。
その草花を紹介します。
『オオイヌノフグリ』

雪の下でじーと寒さに耐え
雪が溶け始めると地面を這うように
日差しを浴びて小さな花達が顔を出します。
この花の優しく淡いブルーが
飛騨の遅い春の訪れを告げてくれます。
その隣に
私が主役!と
レースが何重にもなったドレスを
着飾った野の草、
『ヒメオドリコソウ』

頭は紫色、裾は緑色へと綺麗なグラデーションに
小さなピンクのお花を身につけています。
たくさんの踊り子が咲く姿は
とても楽しげで 春をいっそう陽気に彩ってくれています。
飛騨の山里を彩る野の花のいろを
糸に、そして布へと織り上げています。
暦はすでに5月になり飛騨の山里も
ようやく八重桜が満開になり、
濃いピンクが眩しいくらいになりました。

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