飛騨の木工房めぐり
岐阜県の飛騨地方は、遠くさかのぼれば平安の昔から「飛騨の匠」として、地場産業の飛騨の家具をはじめ建築物や祭り屋台など、木の文化が脈々と息づいています。
そんな飛騨に魅せられてものつくりにはげむ木工作家が、この山深い木の郷から自分たちの手でなにか発信できないかと、「飛騨の木工房の会」を立ち上げ、この秋17人の木工作家による「飛騨の木工房めぐり 2012」を開催することになりました。
ものが生まれる場所へ足を運んでいただき、ものが生まれる背景を現場から伝えていきたい。そうしたおもいのもと、作り手と使い手が楽しく時間を共有できる、そんな3日間にしたいと思っています。
ふだんはなかなか見ることのできない工房や、その暮しぶりにふれることで、どのようにものが生まれてくるのかを感じて、そしてそれが木工品にかぎらず、あらゆるものへの愛着につながるきっかけになればと、ひそかに願っています。
古い町並みや美しい紅葉を楽しみがてら、ぜひ秋の飛騨へお出かけください。